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チャイナ・インパクト 

中国は、形式の上では、北京を中心とした中国という国家ですが、
朱鎔基の経済改革によって、経済という観点から中国を見ると実質的に中華連邦になっています。
中国の6つの地域に注目して経済の発展を予測しています。
そして、日本の中央集権国家から道州制への移行を提案しています。
日中の地域同士で独自の交流を深めて、お互いを抜きでは考えられない相互依存の関係を築け、と説いています。
こういう、近未来を予測する話は面白いです。
イマジネーションが刺激され、ニュースが興味深く身近に感じます。
(心に残った言葉)
●ホンダはこれまで、日本製オートバイのコピー製品に苦しめられてきたが、なんとそのコピー製造の元締め会社と合弁を始めてしまった。模造車の品質が上がってきたことに着目し、その低コスト開発から学ぼうという、これまでとはまったく逆の発想をしたのだ。(p.12)
●日本に流入してくる中国サンの工業製品や農産物は、実は中国に進出した日本メーカーや、開発輸入を得意とする日本の商社が持ち込んできている。つまり「世界の工場」を利用した日本企業が、利用していない日本企業に攻め込んでいるという構図なのである。ユニクロの例がまさにこれだ。(p.12)
●中国を単一の国家として眺めていたのでは、いつまでたっても中国の本質が見えてこない。別の言い方をすれば、日本企業がしばしば使いたがる「中国戦略」という言葉は、現実的にはありえないコンセプトだ。(p.14)
●朱鎔基は、首相就任前から、中国の年間経済成長率8パーセントの立役者、並びに中央銀行の総裁としてインフレを大幅に削減した人物として知られた存在であった。率直さ、国際的教養、まず第一に成果を求める実績主義の姿勢から、彼は中国のジャック・ウェルチとも呼ばれている。(p.31)
●かつて中国に30万以上あった国有企業は、公式には約半数、実際にはその70パーセント以上が利益を出していない、つまり赤字経営と言われていた。彼らは、政府の助成金でかろうじて生き延びていたにすぎなかったのである。しかし硬直化した行政機構の下では、いくら国有企業の業績が悪化しても、監督責任のある行政機関は解決策を見出そうとはしなかった。逆に天下り先確保のため、国有商業銀行に口を利いてやることで、延命資金を不振国有企業に融通し、その企業に恩を売る幹部が後を絶たなかった。このため赤字企業は増加し、国有商業銀行だけで約2兆円もの不良債権が発生したのである。この危機的状況を脱するために大ナタを振るったのが朱鎔基だった。赤字国有企業改革の手始めに、大きな赤字を出した経営責任者には、一年目で警告、二年目には更迭する方針を打ち出した。かつて、ジャック・ウェルチがGE(ゼネラル・エレクトリック社)の中で収益を上げていない部門について、「立て直す、閉鎖する、または売却する」と言明したのと同じように、朱鎔基も二年間連続して赤字決算となった企業は閉鎖もしくは売却し、責任者はクビにすると脅したのだ。(P.32)
●中国の繁栄を疑う人間は、珠港デルタに台湾や日本から5万社も進出しているという、この重みをまったく理解していない。珠港デルタの中で部品がすべて揃うのである。これは世界史上最大の産業集積地だ。(p.40)
●50の州があれば、危機に直面した場合に50通りの解答が出てくる。その中から正解を選び、それをみなが真似すればいいのだ。州や地域ごとの競争が激しいアメリカでは、いち早く正解を求めるために、各々が激しく競い合っているのである。(p.44)
●(中国の工場は)生産管理の分野でも、GEの「シックスシグマ」を導入したり、またTQC(総合的品質管理)を取り入れたりと、あらゆることに取り組んでいる。その成果もあって、ソニーの上海にある合弁工場では、大型テレビの不良品率が社内基準を大きく下回る結果が出るなど、日本で作るより高品質のものが生産できるレベルにまで達してしまった。しかもこうした有能な労働力に、日本のおよそ20分の1のコストしかかからないのである。(p.53)
●私はマッキンゼーにいた時代、まさに「工場で汗かいてこい」などと言われて不満を抱えていた留学経験者を狙ってスカウトの「魔の手」を伸ばし、マッキンゼーに500人入社させた。当時つくづく感じたのは、「日本の会社は本当に人材の使い方、伸ばし方がヘタだ」ということだ。大枚をはたいて留学生を派遣しておきながら、帰国すれば他の社員と同様に扱う。そうやって20年、30年と働かせておいて、「うまくいったら将来は社長になれるかも」という程度の淡いインセンティブしか与えてこなかった。(p.62)
●(上海でリニアモーターカーが敷設されようとしているのを受けて)思えば日本が新幹線を作り上げたのも、東京オリンピックの頃だった。それに似た「怖いものなし」の雰囲気が中国にはある。司馬遼太郎の『坂の上の雲』のように、坂の上の雲を見ているような、上昇志向の雰囲気、勃興期という雰囲気を感じる.「世界一」とか「世界初」「世界最速」という言い方を、中国人はこの数年で平気で使うようになったのである。(p.70)
●「WTO加盟によって中国が受けるマイナス影響は?」などという質問を受けると笑ってしまう。銀行など保護されてきたいくつかの業界を除けば、中国はもはやWTO加盟くらいではビクともしない。むしろ、中国のWTO加盟は、周囲の国々のほうがはるかに影響を受けるだろう。(p.82)
●現代中国の発展を支えているのは、湾岸部に位置する六つのメガリージョン=メガ地域である。北から順に挙げると、次のようになる。東北三省(大連、瀋陽を中心に広がる、遼寧省、吉林省、黒竜江省)、北京・天津回廊(北京市中関村を中心に、その南東に位置する天津市とを結ぶ地域)、山東半島(青島、煙台を中心とした地域)、長江デルタ(上海を中心とした長江河口地域)、福建省(アモイ、福州を中心とした地域)、珠江デルタ(深セン(土へんに川)から広州にいたる珠江河口地域)。そしてこれら六つのメガリージョンが、お互いに競争し、特徴を出しながら発展しているというのが、現代の中国の姿なのだ。(p.83)
●こうしたリージョンステイトは、具体的には例えば深セン、上海、大連、天津、瀋陽、アモイ、青島、蘇州などの地域で、今や経済的に年間15〜20パーセントの成長率を見せている。(p.86)
●中国のメガリージョンは、およそ1億人規模の人口単位になる。ヨーロッパの人口がおよそ2億5000万人だから、ヨーロッパ全体は中国のメガリージョン二つか三つぶんの大きさでしかない。(p.93)
●12億8000万人の人口を持つ中国に対し、フィリピンは7600万人、タイは6100万人、マレーシアに至っては2200万人の人口しかない。これでは労働需給が逼迫し、賃金が上昇しやすく、価格面での競争力もそれだけ失われることになる。それにくらべて、まだ農村部に9億人もの人口を抱える中国は、それだけ廉価な労働力が確保できるので、少なくとも向こう10年は圧倒的な競争力が続くと予想できる。(p.176)
●文化大革命の少しあと、1979年から一人っ子政策が取り入れられ、中国は本気でこれに取り組んできた。そのため人口構成がかなり歪んでいる。第一、男が多すぎる。親は男がほしいと思うから、胎児が女の子とわかれば産まなかったり、産んだあと、むごいことに殺してしまったりということがあって、男女比率がかなり偏っている(一般の人々と話していると、政府が見つけて殺してしまった、など怒りの告発は尽きない)。(p.178)
●私はソ連の崩壊を予想したことがある。経営の世界でいうシナリオ・プランニングの手法を使って分析すれば、こうした答えは自然に導き出される。(p.210)
●今の中国と日本の関係は、決して健全ではない。だから「やがて中国の崩壊がはじまる」という言葉を聞いただけで喜んでしまう。日本人は潜在意識の中で、そういう言葉が聞きたいのである。(p.220)
●中国が今後、紆余曲折はあるにしても、世界の中で有力な国家、特にアメリカとヘゲモニー(指導的な立場、主導権)を二分するような国家になっていくのは間違いない。そして、私がもっとも危惧していることだが、日本は下手をすると中国の周辺国家に成り下がってしまう可能性があるのだ。(p.222)
●日本は、主要国の中で唯一残った中央集権国家である。ソ連は消滅したし、中国はバラバラになって、実質的に連邦制になった。大きな国で中央集権をきちんを維持しているのは、インドネシア、フランス、日本だけである。(p.222)
●日本のような際立った中央集権国家は、もう世界に例がない。なぜなら、すでに時代に合わないからだ。国境なき経済、ボーダレス経済においては、いかに中央集権であっても、さまざまな形で裏側からお金が流れ、技術が漏れ、企業がこぼれていってしまう。ボーダレス経済のこの時代には、中央集権制を維持していくには莫大なエネルギーを必要とするのだ。(p.223)
●ニクソン・ショックで、中国は日本の頭越しに安保理の常任理事国の仲間入りをし、国際舞台に復帰してしまった。この瞬間、日本は、国連中心でやるかぎりにおいては、中国に敗戦国として振舞わなければならなくなった。この牢固な鋳型が日中間にできあがってしまった。これが日本と中国の間に横たわる、きわめて難しい政治的な現実なのだ。(p.231)
●中国にはメガリージョンが六つある。内陸部まで考えれば、そういうメガリージョンがおそらく10から12くらいになる。日本も、私が提唱している道州制になってくれば、北海道、東北、北陸、関東、東京首都圏、中部、関西、中国、四国、九州、沖縄と11の道州になる。沖縄は九州と分けて考えたほうがいい。地理的、歴史的背景から見て、沖縄は福建省と密接な付き合いになるからだ。これが確立できれば、北京が独善的に醸し出す日本のイメージはまったく意味がなくなってくる。理想的な地域国家的相互依存体制ができあがり、幸せな日中関係が築けるはずだ。(p.239)
●日本が道州制になり、中国をはじめとする海外のメガリージョンと付き合い出せば、相手側の特色と合致するよう、日本の地域も変わっていかないとしかたがない。日本の悲劇は、47都道府県が総務省(旧自治省)を頂点とするばらまき行政で、ほとんど平板になってしまったことだ。どこへ行っても同じような空港があって、どこへ行っても同じような駅がある。地方は皆、新幹線の誘致と空港の拡大に一生懸命取り組んでいる。だから、日本には特徴ある地域が生まれない。(p.244)
●「均衡ある国土の発展」というのは本来、政策目的ではなく、地域同士が競争した結果であるべきなのだ。日本のようにこれを「目的」とし、皆でパイを分け合い、全体で活力を失って沈んでゆく、というのも珍しい。(p.247)
●(地域の)特徴の出し方はいくつかある。北海道ならこうだ.金融をメインにし、東京に時差を2時間つけて「日付変更線の後で最初に開く市場は札幌」ということにする。こうすれば金融機関が世界中から集まってくる。(P.248)
●「リバー・ランズ・スルー・イット」という、ブラッド・ピットが出演していたロバート・レッドフォード製作のフライフィッシングの映画があったが、これはモンタナのリビングストンという街が舞台だった.ここは、市長が消防署の職員や製材所の工員だったりする。フルタイムの給料を市長に払えないからだ。そういう街だからこそ、映画のロケ地にもなる。(P.251)
●当面は、中国は日本企業の言う通りのスペックで、日本向けに安くていい商品を作っていく。自分たちでマーケット調査をして、日本企業でも考えつかないような商品を開発し売り込むのには、どんなに早くてもあと5年や10年はかかる。(P.256)
●日本人が恐れている中国からの輸入の急増とは、実は違った角度から見れば、中国大陸を使った日本人同士の競争の産物だ。つまり日本企業と競争しているのは、中国の企業ではなく、日本企業そのものなのである。(P.256)
●中国をもっとも利用し成長して来たのは「ユニクロ」で知られるファーストリテイリングだろう。日本でおこなうのは商品開発と販売だけにして、製造はすべて中国で行う。また思い切って定番アイテムだけに絞り、中国では一つの工場で製造する服のデザインを一種類だけにすることで、安くて大量に生産することを可能にした。(P.257)
●サムスンが、ヒュンダイが、中国で製造した家電や自動車を日本に持ってくる。エリクソンやノキア、そしてGEも中国製の商品を送り込んでくる。ウォルマートやカルフールといった小売業者も、中国での調達力を増して、日本での小売業に参入してくるだろう。日本企業がこの競争への参加を拒否しても、結局日本マーケットには、ヨーロッパ製、アメリカ製ブランドを装った「メイド・イン・チャイナ」が氾濫することになる。すでに勝負はそういう段階に来ている。(P.260)
●コカ・コーラは原液だけしか輸入していない。われわれが飲むコカ・コーラは、付加価値の大半を日本でつけている。だから、日本人が大量にアメリカの製品を飲んでいても、貿易収支の統計には、原液の輸入分しか反映されない。日本IBMは100パーセントアメリカ資本の企業だが、生産は現地法人である日本IBMの野洲工場や藤沢工場でおこなっていた。だからIBMの製品を日本人が買っていないのではなく、アメリカの輸出統計に載らないだけのことだ。日米貿易戦争は、この統計上の錯覚に基づく、不毛な戦争だったのだ。それなのに、日本はアメリカ製品の買い方が少ないと非難され、当時の中曽根康弘首相は「申し訳ありません。アクションプランを実行します」と言って、日本の市場開放を促す約束をアメリカに対してしてしまった。このとき私は「それは統計上の誤りである」と中曽根首相へ進言した。最初のうちは「マクロ経済学者はこのように言うじゃないか」と納得していない様子だったので、統計上のカラクリを次のように説明した。「違うのです。アメリカのものを日本人がどのくらい買っているかというと、一人当たり四倍買っています。アメリカ人が日本の製品を買う四倍です。しかしその製品は日本で製造されています。コカ・コーラのような方式にしたり、ライセンスを与えて日本企業に作らせたりといった、そういう進出形態の違いによるもので、日本人はアメリカの製品を大量に購入しているのです」。こう話すと、彼は「しまった」とつぶやいた。通産省をはじめとする役人たちは、当時この統計のトリックに気づいていなかったのだ。しかし、すでにアクションプランを約束してしまった後なので、「困った、困った」と悩んでしまった。(P.262)
●認識を改めてもらいたいのだが、空洞化するということは産業にとって極めて健康なことだ。空洞化するということは、日本という国を飛び出してでも生き残ろうという、元気な企業があるということである。元気な企業がなかったら、そもそも空洞化は起こらない。競争力のない企業は絶対に外国に出て行かず、国内にとどまって、ある日突然バタンと逝ってしまう。だから国外に行ってでも生き残ろうという企業がある限り、健全なのだ。(P.266)
●製造業というのは、どんどん人を減らすことで生産性を上げていくものだ。ロボットを使い、コンピュータを使って100万台のテレビを製造すると、そこに携わる人間はほんの何人かですむ。つまり、製造業で大きな雇用は絶対に創出できない。同じく農業でも創出できない。オーストラリアでは、一人で30万トンのコメを作っている人がいる。日本全体のコメの生産量が1000万トンだから、その3パーセントにあたる量だ。田植えと稲刈りの時期だけアルバイトを使うのだが、他はたった一人で6キロメートル×30キロメートル四方の広大な水田を切り盛りしている。この人と同じ働きの人が30人いたら、日本のコメは賄えてしまう。(P.270)
●ケインズ経済学では、「国の税金を使って有効需要を創出したときに、供給が必要になる。その供給で雇用が発生する。雇用が増えれば消費も増える。だから、税金を使ってでも有効需要を創出するのはいいことだ」と言われてきた。しかし、今の日本ではそうはならない。有効需要を創出したら、中国から製品が入ってきて、国内に雇用は発生しない。アメリカでも、有効需要を刺激したら、メキシコから製品が入ってきてしまう。ケインズ経済学は、結果的に今のボーダレス経済の実態と大きく乖離してしまった。彼の時代にはロボットもコンピュータもなかったのだからしかたないが、ケインズがこの状況を目の当たりにすれば、きっと「一般理論」を書きかえるだろう。(P.271)
●大田区の工場が、機械を持って中国にやってきたなら、いわばカセット方式でパチンとはめ込んでやり、明日からでも大田区でやっていた仕事がそのままできるようにする。通信インフラを整えれば、回線を通じて大田区の工場からでも、あたかも隣室のごとく支援できる。2、3人のベテランが現地に来て中国人労働者を指導してくれれば、きちんと工場は稼動する。そういう支援専門の会社を作っていこうと考えている。(P.276)
●多くの国際的企業を見ても、世界本社に工場はない。ナイキも工場は別の場所にある。ただ、スポーツシューズのかかとに入れる「エア」だけは、世界中の誰にも作らせないので本社の工場で作っているが、本当にこぢんまりした工場なので、恥ずかしくて他人には見せられないような代物だ。コカ・コーラの原液工場のようなもので、「何だ、こんなものを高く売っているのか」と思われかねないなめ社外秘になっているが、本社にあるのはこの小さな工場だけである。製造部門が空洞化しても、商品開発や世界中にある子会社のマネジメント、経理といった仕事はしっかりと本社に残っている。(p.279)
●空洞化するということは、企業が海外に出て行くことだが、だからといって全部の機能が出ていってしまうわけではない。本社機能や重要なマーケティング機能などは残るのである。そして、こんどは世界中に出ていったセールスマンやマネージャーをトレーニングしないといけない。そう人たちの頻繁な往来とともに、栄える街が出てくる。そういう世界中の本社タウンというものを私は見てきたが、街が寂れている例はない。工場がないといけないと考えるのは、もう古いのだ。ネスレでは、工場は世界中に拡散させてしまっているが、結局、本社の人材育成機能が一番付加価値の高い仕事になっている。こういう世界本社がいくつも集まった道州や地域ができてきたら、そこは確実に栄えるだろう。まさにスイスのようなイメージの道州ができる。そういう場所では意外に寮や学校も栄える。ブベイでも、世界中に散っていったマネージャーは、子供たちを地元に残してスイスで教育を受けさせようとするから、全寮制の学校ができている。学校などの教育関連が大きな産業になっているのだ。世界中にいるマネージャーたちの子供を全部預かっているから、巨大な産業だ。製造拠点が海外に移転したとしても、地域が衰退しなければ、かわりの産業が伸びてくるのである。今の日本人は、あまりにも世界のことを知らなすぎる。学者やジャーナリストも、一部の国や事例しか見てきていない。それで、空洞化対策だ、デフレ阻止だ、失業対策だ、セーフガードだ、とやるものだから、国民は全体像を見る機会がない。やはり、お隣の中国のことくらいは、自分の足を使いその目で見てきたほうがいいのではないか。また、多くの人が中国を見ることによって、日本に対して正しい危機感を持ってもらうのはよいことだ。日本には、まだまだ打つ手があるし、またダメージを少なくする手も今ならある。要は、チャイナ・インパクト(中国の衝撃)をいかに自分自身の変革の原動力とするか、という応用問題なのだ。(p.280)
●本書の理論的構成に関しては、拙著『ボーダレス・ワールド』(ハーパー&ロウ社、日本語版単行本はプレジデント社、文庫版は新潮文庫)と『地域国家論』(フリープレス・マクミラン出版、日本語版単行本は講談社)を参考にしてもらいたい。(p.282)
●統計は結果であって、先行指標ではない。私が本書の執筆にあたって重視したのは、先行指標をとらえるために現地に足繁く通い、個々の企業が何をしているのか、生活者がどのような動機で消費し、貯蓄をしているのか、そのミクロな集積体としての経済全体がこれからどうなるのか、を自分の頭で整理・構築することであった。(p.282)
●GEのジャック・ウェルチが後任のジェフ・イメルトを連れて昨年来日した時、この要旨を口頭で言ったところ、彼らの反応は素早かった。すべての事業部が「中華連邦」の”国別”対応を木目細かくやっているかどうか、ただちに全社プロジェクトを作って見なおせ!と叫んだくらいである。(p.286)
●私の気持ちとしては、オオマエ・ツアコンダクターの直接案内で中国に行ってもらいたい。つまり、ブロードバンドによる映像編をぜひ見てもらいたい。百聞は一見にしかず、ということわざがあるように、今の中国は見なければ信じられない。それも街並みだけではな、工場の内部を。そして、彼らの話を、直接聞く。これしかないだろう。(p.287)

 

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在庫が減る!利益が上がる!会社が変わる!
会社たて直しの究極の改善手法TOC
勝ち残りの「生き方」
リストラや企業倒産で終身雇用制や年功序列は崩壊しつつあり、その中でサラリーマンが生き残るためのアドヴァイスを、「家、居住空間」「時間」「情報」「英語」の4つの視点から掘り下げたのがこの本です。
ナニワ金融道 全10巻セット 講談社漫画文庫
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「人はどうやったら、お金を儲けることができるのだろうか?」 不況だからこそ問われるこのテーマに、青木雄二が明快に答える。 「職業に貴賤なしは大ウソや」「銭を儲けようと思ったら、きれいごとではすまんで」「義理や人情では、メシは食えんで」―夢や理想なんて甘っちょろいもんじゃ、銭っちゅう現実の前ではひとたまりもないんやで。「ナニワ金融道」をはじめとする著書で、痛快なる辛口と自らの経験から銭哲学を放つ青木雄二の完全版が『銭道』である。巷に溢れている金儲け本とは一線を画すエネルギーと面白さに満ち満ちた一冊。
たたかなアカン!下 社会編
このとこと連日、テレビや新聞を賑わしている犯罪や事件の異常な増加傾向は、景気が良くなるどころか、ますます悪化していっているのだと、僕は睨んでおるのであります。何故なら、「人間はなによりもまず飲み、食い、住み、着なければならぬのであって、しかるのち政治や科学や芸術や宗教等々にたずさわることができるのだ」という簡単な事実が、犯罪や事件の多さの裏返しであるわけです。従って景気が回復のきざしを見せ始めたかどうかは、犯罪や事件が減少し始めた時という簡単な事実で分かりますから、何も政府要人や御用学者のこむずかしい理屈は不要なのであります。(本文より)
たたかなアカン!上 生活編
ハイパーインフレになると、人間が生きてゆく上で一番大切な食糧を、お金では売ってもらえず、着物などの物との交換になってしまいますから、「否定の否定を実行する」ということは、つまりその退職金で田舎(いなか)の農地を買って、農業を営むという条件付きだということであります。これはマルクス、エンゲルスの言うところのものではない、次元の低い「否定の否定」でありますが、当たらずとも遠からずでありまして、きたるハイパーインフレに備えておけば、まず食う心配はないというわけであります。(本文より)
ゼニの教育論
自分、家族、財産を確実に守る「覚醒」の教育論。『ナニワ金融道』の著者、渾身の書き下ろし。
青木雄二の天下取ったる! 天の巻
「人間、生まれ落ちたその時から、勝ち組への道は決まっているんや」“平成のマルキスト”青木雄二が自らの人生を振り返りつつ、甘い考えの現代人に喝を入れる究極の第一弾。
土壇場の人間学
裏社会を知り尽くした〈ナニワのマルクス〉と〈突破者〉の最強コンビが、土壇場から這い上がる逆転の発想法を密かに伝授する。何のために生きるのか? 二度とダマされないための人間学講座!
一発逆転のナニワ人生論
この本は、読者からのお金に関する疑問、質問のお便りに青木雄二が答えるQ&A方式の本です。  カード破産から、リストラ不安、経営不振、援助交際、財テク問題まで……みんなまとめて解決する本です。
青木雄二のナニワ資本論
お金にまつわる、あまり知られていない事実を満載した本です。  金融、政治、哲学といった分野に言及していますが、類書には見られない非常にわかりやすい言葉を使って表現されており、こういう本を「本物の本」と言うと思います。
ナニワ金融道なんでもゼニ儲けや!
学校では教えてくれないお金に関する知識がこの本には満載です。  著者の体験から得た、お金をもうける方法と、お金を存しない方法が書かれています。
ゼニと資本論
者者の青木雄二氏は、ナニワ金融道という漫画を描いた人です。その漫画のテーマであるゼニの怖さ、魔力とテーマに書き下ろしたのがこの本です。
この厄介な国、中国
中国についてよくわかります。  国柄や国民性、考え方、国の構造、王朝の歴史、4000年の歴史は本当か?もともと王朝は商社だった?他民族混在国家?中国語はたくさんある?漢字は統一されていない?統一できない?などなど、
ザ・ゴール2
この本に出てくるTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論は生産現場だけに適用できる理論だと思っていましたが、それは誤解で、マーケティングや家族問題にも応用できるものであると言うことがよくわかりました。
ザ・ゴール
物を作る現場(工場)において、いかに滞りなく、しかも、仕掛り在庫(作業工程中の未完成品)や完成品在庫を減らすかという生産管理論がメインテーマです。
大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く
投資家ジム・ロジャーズが奥さんとバイクで世界をツーリングしながら投資をして行くというお話。もちろんノンフィクションです。
投資戦略の発想法
ゆっくり確実に金持ちになろう  日本版「金持ち父さん貧乏父さん」です。  内容は、資産の増やし方です。  具体的な方法が書いてあり、参考になります。今までのB級マネー雑誌などに惑わされないように、この本を読んで、本当の考え方を身につけるといいかもです。
節約生活のススメ
マンションを購入した矢先、著者:山崎えり子さんの旦那さんが交通事故で足が不自由になってしまって、4ヶ月の休職となり、その間、給料は60パーセントダウンしました。
お金の貯まる人はここが違う
この本はもともと1985年の出版でした。ちょうど、日本がバブル景気に沸いていた頃です。それが、今こうして、新たに出版されました。
ドキュメントX経営の鬼たち
中内功氏(ダイエー)、稲盛和夫氏(京セラ)、林武志氏(朝日ソーラー)、藤田田氏(日本マクドナルド)、松井道夫氏(松井証券)、孫正義氏(ソフトバンク)、
「株のしくみ」がよくわかる本
株式のしくみについて具体的に書いてあります。大変わかりやすいです。
ロバート・アレンの実践!億万長者入門
この本には、億万長者になるための具体的な方法が書いてあります!
ピーター・リンチの株で勝つ
アマの知恵でプロを出し抜け
なぜ、この人たちは金持ちになったのか
億万長者が教える成功の秘訣
イヌが教えるお金持ちになるための知恵
主人公は小学生の女の子です。名前はキーラです。  あるひラブラドル犬のマネーに出会います。
金持ち父さんの投資ガイド上級編
起業家精神から富が生まれる  ついにきました!金持ち父さんシリーズ決定版!!
金持ち父さんの投資ガイド入門編
この本では投資についての基本的な概念を説明しています。  具体的な投資法は書いてありませんが、それよりももっと大きなスタンス的なことが記されています。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドランント
経済的自由があなたのものになる  クワドラントとは、四分円(円を4等分したもの)です。著者は人々をその得る収入の流れにより4つのカテゴリーに分類し、それぞれを分析しました。4つとは、
金持ち父さん貧乏父さん
ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん 」を読んで、今までの職業観やお金に対する考え方が変わりました。